iPadで始めるお絵かき入門【60秒ドローイング 1ヵ月続けてみた】

この記事はFUN Advent Calendar 2020 Part1, 7日目の記事です。

6日目はゆうと(@39uu777)君の記事でした。
これで鬼が居なくなっても某水柱のように嫌われることは無さそうですね。数学を使ってふざけるの、ウィットに富んだ感じで面白かったです。

はじめに

こんにちは、きーちゃん(@E_oxypetalum_7)と申します。今回は1ヵ月前から始めた「60秒ドローイング」という活動について、その経過を振り返りながら、変化したことや思ったことを綴っていきたいと思います。

きっかけ

今年は新型コロナウイルスの流行により、大学の授業はほぼ遠隔で行われました。LMS経由で行われる授業は例年よりデジタル形式の資料が多く、また課題提出も本来物理的に提出するはずのレポート用紙などは写真を取ってWEBで提出しなければならず、皆さんも大変な思いをされたと思います。そこで僕は、コロナ禍による特別定額給付金及び未来大就学金で得た資金で、iPad Pro 第二世代 11インチ 128GBモデル + Apple Pencil 第二世代を購入しました。

スタイラスペン付のiPadがあると、LMSから直接iPadに資料をダウンロードして、Zoomを開いたPCの画面をさらに圧迫することなく授業資料を閲覧することができます。おまけにスタイラスペンでメモを取ったり、ノートアプリで課題をやって直接LMSに課題を提出することもできて、デジタルで課題を完全に完結させることができます。物凄く楽です。
ここでガジェットに少し知見のある方ならもしかすると「なんでiPad Pro? コスパ考えるならiPad Airや無印では?」「林檎ペンは高すぎる」などと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この構成にしたのには理由があります。

ーお絵かき、やりたくね?

僕は前々からチラ裏レベルのお絵かきを嗜む程度にお絵かきに興味があって、スマホアプリなどで友人のアイコンを描いたりなどしていました。しかし、今回折角強力なデジタルに書く/描くことができるデバイスを導入するとなれば、良いものを買って本腰を入れてみたいなと考えました。最初は10月に発表されたiPad Airが候補でしたが、iPad Airはリフレッシュレートが60Hzです。店頭で試してみると文字を書く分には支障は無いと感じましたが、絵を描く時のようなストロークには個人的に不安を感じました。また、ProはAirに比べてより液晶が薄く、ペンと画面との隙間が少ないです。ペンと画面の接地感はドローイングの快適さに重要であろうと考えた為にiPad Proを選びました。個人的な所感としては、本当に安く抑えたい、書けるだけで満足、ならiPad(無印)。そこそこ快適に書き物をするだけならiPad Airで全く問題無し。字も書きたい!絵も描きたい!ならiPad Pro。という感じです。

本題

ウキウキでiPadを入手した僕は、早速iPadで落書きをしました。

なんだこれは!!それっぽい!!そして楽しい!!
それはさておき、僕には前々から気になっていた絵の練習法がありました。それはposemaniacs.comさんの「30秒ドローイング」です。

‐サイト本文より

30秒ドローイングは「脳の右側で描け」という本で紹介されている、クイックドローイングの訓練をベースにした、トレーニングアプリです。

この訓練は、複雑な視覚情報を高速に表示することで、強制的に脳の言語機能をオーバーヒートさせます。 このため右脳優位の状態を保った状態で、ドローイングの練習を行うことができます。

なんかすごそうですね。
このサイトは、3o秒毎(実は90秒までカスタム可能)に様々なポーズを取った人体モデルを表示してくれます。その30秒毎に表示される人体モデルを出来るだけ忠実に書けるようにしよう!という練習法なのです。ということで、僕はこの練習法をまずは11/6からアドカレ登録日まで約一ヵ月継続してみることにしました。以下ルールです。

ルール
・ 一日十枚描く
・ もしサボってしまったら後日まとめてちゃんと描く

それではこれからは一週間区切りで自分の絵とともに経過を振り返ってみます。

week 1

早速始まりましたがここで問題発生です。

早速挫折してます。30秒ドローイングはド素人にはキツかったみたいです。なので1日目は90秒でやりました。(その後上達したのか60秒で出来るようになりました。)
それでは以下が1週目の画像です。

まだ描くのに精一杯で、まともに全部描きあがったものがほとんどありません。また、下半身の描画が苦手なようで、何か違和感を覚えます。煽りや俯瞰した構図も苦手みたいです。勝手がわからず、なんとなーくで?を浮かべながら描いていたのが思い出されます。

week 2

2週目に突入しました。

2週目に入っていきなり上達が見えたかなと思います。それも、1週間やってみて、「筋肉のつき方が分からないから描けない」とか、「関節の構造がよく分からない」などと自分の課題が見えるようになり、ちょくちょく検索を描けて筋肉の構造や絵のtipsのようなものを勉強するようになったからだと思います。特に関節を”球”として明確に意識して描いたり、僧帽筋を描くようになったり、煽りの時のアゴの形のとらえ方に変化が出ているなと思いました。

week 3

3週目です。

だいぶ慣れてきたのか、描く線がシンプルになってきたように感じます。60秒という限られた時間のなかで適切に造形をとらえることに順応してきたのかもしれません。「この関節からこの部位が伸びて筋肉がこうで…」などとパーツパーツにしっかり意味付けをしながら描けるようになってきました。また、デッサンモデルには時々意味わからんくらい筋骨隆々なモデルが出てくることがあり、僕はそれを描くのに物凄く苦手意識をもっていましたが、克服できつつあると思いました。

week 4

4週目です。

ドローイングにもかなり慣れ、分かって描いている感じになってきたと思います。逆に時間が足りなくなることが増えました。描き方が分からないから時間が足りないのではなく、「もっと精密なデッサンをやってみたい」との思いからつい細部に固執してしまい時間が足りなくなる感じです。これはレッスンが「素早く造形を捉える」ことに重きを置いているので、今度は精密なドローイングが目的の練習法に手を出してみたいなと思いました。実は、4週目の1枚目に掲載した絵は、1週目にも同じモデルが出現しています。良ければ遡って比較してみて下さい。

まとめ

個人的には、一ヵ月ドローイングを続けたことで割と自分の画力変化はあったのかなと思っていて、お絵かきがさらに楽しくなりました。また、最初はタスクをこなすことで精一杯だったのが、段々できるようになって、もっと高度なことがやりたくなって、、、という過程を体験し「ライトなタスクでいいから継続をしていく」、というのは新しい事柄を始めるのに非常に有効だなと再認識しました。今回やったのはお絵かきでしたが、情報系の学生として、なにか自分にとって新しい技術や知見を習得する時にも今回のノウハウは活かせるのでは無いかなと感じています。

おまけ

FUN Advent Calender 2020 Part1の1日目、【ガチ比較】サワデー香るスティック最強王者決定戦 - やままのブロロに出てくるKちゃん、あれは僕です。
僕はルームフレグランスはニトリ派です。

8日目はSaku(@Saku_2018)さんの記事です。お楽しみに!